子供の場合、病気に対する免疫が十分形成されておらず、他の年代に比べ様々な病気に罹りやすくなります。ここでは、子供が罹りやすい病気をリストアップしています。
インフルエンザ
子供が罹りやすい病気の代表格とも言えるのがインフルエンザです。実際、インフルエンザが大流行する季節には、幼稚園や小学校での学年・学級閉鎖のニュースを耳にすることがよくあります。発熱、鼻水、咳等を主症状とする風邪に対し、インフルエンザの場合、まず40度近い高熱が出て、その後咳や鼻水が出始めます。症状はおおよそ1週間で軽快していきますが、重症化した場合には、肺炎や中耳炎、さらには脳症を併発することもあります。
マイコプラズマ肺炎
その名の通り、マイコプラズマという細菌によって引き起こされる病気であり、子供に多い病気のひとつです。すでに感染している人の咳やくしゃみのしぶきを吸い込むことで感染します。病院より処方された抗菌薬を服用すれば、大体2~3日で症状が軽快します。
手足口病
ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)とともに子供の三大夏風邪と称されており、6月から8月にかけての夏の時期に流行します。エンテロウイルスやコクサッキーウイルスが原因で引き起こされる病気であり、患者のほとんどは5歳未満の乳幼児となっています。潜伏期間中、足の裏、足の甲等に水疱性の発疹や発熱症状が現れます。