神奈川県では外科医不足も目立つ

神奈川県の医療現場では、内科医だけでなく外科医不足も深刻な状況です。
転職を考える場合は、神奈川県の外科医が置かれている状況を正しく把握し、自分にとってもっとも働きやすい医療機関を探すようにしましょう。

神奈川県の外科医の数は全国45位

 神奈川県の外科医数は、平成26年のデータで1,428名となっており、人口10万人当たりの医師数は15.7人となっています。
同年度での全国平均は22.1人となっており、全国45位と言う数値ですから、医師数が足りないことが良く分かります。

外科医は全国的に不足しており、外科医がいなくなることを憂い行動する会などもあるくらいです。

都心に近く、住みたい県として名前が挙がることも多い神奈川県ですが、なぜ医師が不足してしまうのでしょうか?
その理由は、都市部と都市部近郊との差にあります。

全国的にも有名な医療機関が多く集まる横浜市や川崎市では、最新技術を学びたいと考える外科医が集まっており、それほど外科医不足を実感することはありません。
その反面、この二都市を離れてしまうと、多くの市町村で医師が足りないと言う現状にあり、外科医をはじめとする医師、医師の積極的な採用活動が続けられています。

また、交通の便が良い神奈川県の医師は、東京などへも通勤が可能です。
住まいは神奈川であるにも関わらず、職場は都内……という医師流出も深刻な問題となっています。

「長時間労働」、「控訴リスク高」、「技術の取得に時間がかかる」などが減少している原因

 外科医不足は、神奈川県だけでなく、全国的に叫ばれている状況です。
その理由が「長時間労働」「控訴リスク高」、「技術の取得に時間がかかる」という点です。

手術などで、長時間労働になることの多い外科医は、若いうちは良いのですが年々身体へかかる負担が大きくなります。
腰や全身の筋肉、骨などへ疲労が溜まることもあるでしょう。
辛い状況でも代わりがいない点も問題視されています。

さらに、細心の周囲を払い、最先端の技術でオペをしていても、常に控訴リスクがつきまといます。
病院側が全面バックアップしてくれるような医療機関なら良いのですが、個人や小さな診療所では、たった一つの事故が将来へ影響を及ぼしてしまう場合もあるでしょう。

それだけでなく、外科の仕事は技術の習得に多くの時間がかかるでしょう。
実際に手術の現場へ立ち会い、目で仕事を覚えたら、簡単な手術から実践で習得していく必要があり、一人前の外科医になるためには長い時間を要する点も、外科医不足の一因となっています。